アフリカの歴史

アフリカから連れ出された奴隷たちの行き先は?大西洋奴隷貿易の全貌を解説

アフリカの奴隷はどこへ送られたのか

大西洋奴隷貿易の時代、アフリカから連れ出された数百万人もの人々は、主に「新世界」と呼ばれるアメリカ大陸へと移送されました。特に多かったのがカリブ海地域と南米の東海岸です。彼らはサトウキビや綿花などを栽培するプランテーション、銀や金を掘り出す鉱山、そしてさまざまな産業現場で過酷な労働を強いられました。

主要な移住先となった地域

1. ブラジル

実は、アフリカから運ばれた奴隷のおよそ4割前後がポルトガル領ブラジルへ送られたとされています。これは他のどの地域よりも多く、砂糖プランテーションや後にゴム・コーヒー産業の中核を担いました。

2. カリブ海の島々

ジャマイカ、キューバ、イスパニョーラ島(現在のハイチとドミニカ共和国)などのカリブ諸島も、砂糖生産の世界的中心地として膨大な数の奴隷を受け入れました。

3. 北米南部植民地

現在のアメリカ合衆国にあたる北米南部の植民地にも、タバコ・綿花プランテーションの労働力として多数のアフリカ人が連れて行かれました。

まとめ

このように、大西洋を渡ったアフリカ出身の奴隷たちの行き先は、ブラジル、カリブ諸島、そして北米南部が三大目的地でした。16世紀から19世紀にかけて続いたこの貿易は、南北アメリカ大陸の人口構成や文化に今なお深い影響を残しています。