アフリカの歴史

アングロ・ボーア戦争とは?勃発の背景・原因と結果をわかりやすく解説

アングロ・ボーア戦争(第二次ボーア戦争)は、大英帝国と、オレンジ自由国および南アフリカ共和国(トランスヴァール共和国)という2つの独立したボーア人共和国との間で行われた戦争です。

戦争は1899年から1902年にかけて展開され、それ以前の数十年間にわたり蓄積されてきたイギリス人とボーア人の間の緊張関係が頂点に達した結果として勃発しました。

戦争の主な原因

1. トランスヴァールでの金鉱発見

1880年代にトランスヴァールで金鉱が発見されると、経済的機会を求めるイギリス人入植者(アイトレンダー)が大量に流入しました。これにより、この地域の支配権や富をめぐって、イギリスとボーア人の対立が深刻化していきました。

2. 南アフリカ統一を目指すイギリスの野心

イギリスは南アフリカ地域全体を自国の支配下に置き、植民地として統一することを長年の目標としていました。独立を守ろうとするボーア人共和国との間で、利害の衝突は避けられないものとなっていきました。

3. 内政干渉へのボーア人の反発

ボーア人は、自らの共和国の内政にイギリスが介入してくることに対して強い不満と警戒心を抱いており、これが両者の関係悪化に拍車をかけました。

戦争の結果とその後

戦争は最終的にボーア側の敗北に終わり、両ボーア人共和国はイギリスに併合されました。そして1910年には、ケープ植民地やナタール植民地と併せて「南アフリカ連邦」が成立し、南アフリカはイギリス自治領として新たな時代を迎えることとなりました。