南北戦争中、女性はどの州でも投票できなかった
アメリカ南北戦争(1861年〜1865年)の時代、人種や政治的立場に関わらず、合衆国のどの州においても女性に投票権はありませんでした。当時の社会では「政治は男性の領域である」という考え方が根強く、女性は選挙への参加を一切認められていなかったのです。
女性参政権運動はまだ始まったばかり
1848年のセネカフォールズ会議に端を発する女性参政権運動は、南北戦争当時まだ黎明期にありました。スーザン・B・アンソニーやエリザベス・キャディ・スタントンといった活動家たちが運動の先頭に立ちましたが、戦争という非常時の中で、彼女たちの声が世論や政治を動かすには至りませんでした。
憲法修正第19条の批准まで半世紀以上
女性が正式に投票権を手にするのは、それからさらに数十年後のことです。1920年、憲法修正第19条が批准され、ようやく合衆国全土で女性の選挙権が法的に認められました。南北戦争の終結から実に半世紀以上もの歳月を要したことになります。この長い闘いの歴史は、今日の平等な投票権がいかに多くの人々の努力の上に成り立っているかを物語っています。