オセアニアの歴史

ニューイングランド植民地はいくつ?4つの植民地の構成と特徴を解説

アメリカ独立戦争以前のニューイングランド植民地は、北米東北部に位置する4つの独立した植民地によって構成されていました。

  • マサチューセッツ湾植民地
  • コネチカット植民地
  • ロードアイランド植民地
  • ニューハンプシャー植民地

4つの植民地の概要

マサチューセッツ湾植民地

1630年、宗教的自由を求めて渡航したピューリタン(清教徒)たちによって設立された植民地です。ボストンを中心として発展し、当時は現在のメイン州にあたる地域もその管轄下に含まれていました。ニューイングランド地域の政治・経済・宗教の中心的存在でした。

コネチカット植民地

1636年、マサチューセッツから移住した牧師トマス・フッカーらによって設立されました。1639年に制定された「基本規約(ファンダメンタル・オーダーズ)」は、住民による統治の原則を明文化したものとして、世界初の成文憲法と呼ばれることもあります。

ロードアイランド植民地

マサチューセッツで宗教的迫害を受けたロジャー・ウィリアムズが1636年にプロビデンスを建設したことが始まりです。信教の自由と政教分離を早くから認めた先駆的な植民地であり、「自由の揺りかご」とも称されました。

ニューハンプシャー植民地

1623年頃から漁業や交易を目的とした入植が始まりました。一時期はマサチューセッツの支配下に置かれましたが、1679年にイギリス王室直轄の王領植民地として分離・独立しました。

補足:現在との関係

なお、現在のバーモント州にあたる地域は当時ニューハンプシャーとニューヨークの間で帰属が争われており、ニューイングランド植民地には含まれていません。また、メイン地方は1820年までマサチューセッツの一部でした。

まとめ

ニューイングランド植民地は「マサチューセッツ湾」「コネチカット」「ロードアイランド」「ニューハンプシャー」の4植民地から構成されていました。いずれも17世紀にイギリス人入植者によって築かれ、宗教的自立や自治の精神など、後のアメリカ合衆国の基礎となる重要な伝統を育んだ地域です。