アメリカは1917年まで正式に参戦していなかった
アメリカ合衆国が第一次世界大戦に正式に参戦したのは、開戦から2年半以上が経過した1917年4月のことでした。しかし、それ以前のアメリカが戦争と完全に無関係だったわけではありません。実は1914年の開戦当初から、イギリス、フランス、ロシアといった連合国側に対して、多額の資金援助を含む経済的な支援を行っていたのです。
義勇兵として戦ったアメリカ人たち
さらに、公式な参戦前から多くのアメリカ人が志願兵として連合国側で戦いました。その中でも特に有名なのが「ラファイエット飛行隊」です。これはフランス軍に所属し、航空作戦に従事したアメリカ人パイロットたちによる部隊で、彼らの勇敢な活躍は当時のアメリカ国内の世論にも大きな影響を与えました。
参戦は戦局を左右する大きな転換点に
このように、アメリカは1917年まで「公式には」第一次世界大戦に参加していなかったものの、それ以前の数年間にわたって次第に関与を深めていきました。そして1917年の正式な参戦は、戦争全体における重大な転換点となりました。圧倒的な物資と兵力が連合国側に加わったことで、戦況のバランスは連合国有利へと大きく傾いていったのです。
終始中立を貫いた国々
なお、第一次世界大戦を通じて最後まで参戦しなかった国も存在します。たとえばスイス、オランダ、スペインのほか、ノルウェー、スウェーデン、デンマークといった北欧諸国は、終戦まで中立を維持しました。これらの国々は地理的な条件や慎重な外交政策によって、大規模な戦火を回避することに成功しています。