オセアニアの歴史

ナパタの街はどこにありましたか?古代ヌビアの宗教的・政治的中心地

ナパタはどこに位置していたのか

ナパタは、古代ヌビア——すなわち現在のスーダン北部——に存在した都市です。ナイル川が大きく湾曲する「大曲部」、現在のカリマ町の近くにあたり、聖なる山として崇拝されたジェベル・バルカルの麓に位置していました。

クシュ王国の首都として繁栄

ナパタは古代クシュ王国の首都であり、紀元前8世紀にはエジプトを支配した第25王朝(クシュ朝)の王たちが戴冠式を行う聖地ともなりました。アメン神を祀る壮大な神殿群が築かれ、この街はヌビアにおける宗教・文化・政治の中心地として重要な役割を果たしました。

神殿とピラミッドの遺跡

ナパタ周辺にはヌリーやエル=クルといった王家の墓地が広がり、数多くのピラミッドが建造されました。これらの印象的な神殿やピラミッドからなる遺跡群は、2003年にユネスコの世界遺産「ゲベル・バルカルとナパタ地域の遺跡群」として登録され、今日でもその威容を目にすることができます。