イエメン内戦はすでに8年以上に及ぶ長期化した紛争
2023年2月28日の時点で、イエメン内戦は開戦から8年が経過しています。この紛争の発端は、2014年9月21日にさかのぼります。
紛争のはじまり
2014年9月21日、シーア派系の反政府勢力「フーシ(フーシ派)」が首都サヌアを制圧し、政権を事実上掌握したことが、イエメン内戦の始まりとされています。これに対し、国際的に承認されたイエメン政府は南部のアデンへ退避し、国内は分裂状態に陥りました。
外部勢力の介入で泥沼化
2015年3月には、サウジアラビアを中心とする有志連合が政府側を支援するため軍事介入を行い、紛争はさらに激化しました。以降、イランがフーシ派を支援するなど、イエメンの内戦は地域大国の代理戦争の様相も帯びるようになり、終結への道のりは遠のいています。
深刻な人道危機
8年以上にわたる戦闘により、イエメンでは数十万人が命を落とし、数百万人が家を追われるなど、世界でも最悪級の人道危機が続いています。食料・医療・インフラの壊滅的な不足が深刻な問題となっており、子どもたちへの影響も甚大です。
2022年には国連主導の停戦合意が成立し戦闘は一時大きく減少しましたが、恒久的な平和への道筋はいまだ見えていません。イエメン情勢の今後の動向は、中東地域全体の安定にも大きな影響を与えるものとして、国際社会から注目され続けています。