南アメリカの歴史

ブラジルの国旗はどんなデザイン?星と標語の意味をわかりやすく解説

ブラジルの国旗の基本デザイン

ブラジルの国旗は、鮮やかな緑色の長方形を背景とし、その中央に大きな黄色い菱形が配置されたデザインが特徴です。この菱形はポルトガル語で「ロザンゴ(losango)」と呼ばれています。菱形の内側には青い円形が描かれ、国旗全体がブラジルの豊かな自然と国土を象徴する配色となっています。

27個の星が持つ意味

青い円の中には、合計27個の白い五角星が配されています。これらの星は、ブラジルを構成する26州と連邦直轄区を表しています。星の配置にも工夫が凝らされており、1個の星が円の中心に置かれ、残りの26個の星が8つのグループに分かれてその周囲を囲むように並べられています。

「秩序と進歩」の標語

黄色い菱形の中央には、弧を描く帯が横断しており、そこには「Ordem e Progresso(秩序と進歩)」という言葉が緑色で記されています。この標語は、実証主義の思想に基づくもので、ブラジル共和国の国家理念を象徴する重要な要素です。

国旗が採用された歴史的背景

現在のブラジル国旗は、1889年11月19日に正式に採用されました。これは帝政が終焉し共和制へ移行した直後のことであり、それまで使用されていたブラジル帝国の国旗に代わる新しい国旗として制定されました。以来130年以上にわたり、この国旗はブラジルの国民的アイデンティティの象徴として親しまれ続けています。