ヨーロッパの歴史

第一次世界大戦の結果、独立国家となった新興国とは?誕生した9つの国を解説

第一次世界大戦(1914年〜1918年)の終結により、ヨーロッパの政治地図は大きく塗り替えられました。オーストリア=ハンガリー帝国、ロシア帝国、ドイツ帝国、オスマン帝国といった旧来の大国が崩壊または衰退したことを受け、「民族自決」の理念のもと、数多くの新しい独立国家が誕生しました。

第一次世界大戦後に独立した主な国々

1. ポーランド

18世紀末にロシア・オーストリア・プロイセンによる分割を受けて以来、約120年間地図から消えていたポーランドは、大戦終結後の1918年に独立を回復しました。

2. チェコスロバキア

オーストリア=ハンガリー帝国の解体に伴い、チェコとスロバキアが統合されて1918年に誕生した、全く新しい国家です。

3. ユーゴスラビア

セルビア人・クロアチア人・スロベニア人の王国として1918年に成立しました。南スラヴ民族の統一国家として誕生し、後に「ユーゴスラビア」と呼ばれるようになります。

4. オーストリア

かつてオーストリア=ハンガリー帝国の中核を担っていましたが、帝国の解体により、共和制国家として新たな出発を果たしました。

5. ハンガリー

オーストリアとの二重帝国体制を解消し、1918年に独立国家となりました。

6. リトアニア

ロシア帝国からの独立を1918年に宣言し、バルト三国の一つとして独立を果たしました。

7. ラトビア

1918年に独立を宣言し、バルト海沿岸の新興国として国際社会に加わりました。

8. エストニア

1918年に独立を宣言し、その後の独立戦争を経て、1920年の条約によって独立が確定しました。

9. フィンランド

ロシア革命を機に、1917年にロシアから独立を宣言しました。

まとめ

これらの新興国の誕生は、民族自決という理念に基づくものでしたが、一方で複雑な国境線や民族問題を残すことになり、後のヨーロッパ情勢にも大きな影響を与えました。特にバルト三国やフィンランドは、第二次世界大戦期にソ連との関係でその運命を大きく左右されることとなります。