古代の歴史

2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選

2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選

「2月は退屈」と思われがちですが、歴史と考古学を愛する方にとっては、実は見逃せない魅力的な催しが目白押しの月です。ここでは、2022年2月にスペイン・マドリードおよびオンラインで開催される注目イベントを3つご紹介します。

オンライン対談「ヒスパニア・ノストラと共に」――Despertar Ferro出版の共同編集者に聞く

2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選 2022年2月8日(火)
2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選 19:00開始
2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選 Zoomにて配信(ミーティングID:811 3374 2265)
2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選 参加無料・事前登録制

【登壇者】
ルイス・ミゲル・ロモ・カスターニョ氏(ヒスパニア・ノストラ)
ハビエル・ゴメス・バレロ氏(Despertar Ferro出版)

「ヒスパニア・ノストラと共に(Hispania Nostra contigo en casa)」は、スペインの貴重な文化遺産を世界のあらゆる角落まで届けるという使命を掲げて始まったプロジェクトです。幸いにも着実に成果を上げてきましたが、2022年はさらなる飛躍を目指しています。そこで今回、従来のトークイベントのプログラムを拡充し、新しいフォーマットと新しいゲストを迎えることになりました。

その記念すべき第一弾となるのが、歴史家にして伝説的出版社「Despertar Ferro(鉄の覚醒)」の創設者ハビエル・ゴメス氏と、考古学者ルイス・ミゲル・ロモ氏による白熱の対談です。歴史・考古学ファンの間で着実に支持を広げている同出版社の魅力に迫るとともに、人文科学からの情報発信と起業の重要性についても深く考察します。どうぞお見逃しなく!


書籍『極地探検』刊行記念プレゼンテーション&サイン会

2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選 2022年2月10日(木)
2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選 18:30開始
2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選 デスニベル書店(マドリード、マトゥーテ広場6番地)
2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選 入場無料・先着30名限定

【登壇者】
セバスティアン・アルバロ氏(ジャーナリスト・探検家)
ハビエル・カチョ氏(科学者・南極探検の専門家)
アンドレス・パレデス氏(ブログ「Cable」主宰)
グスタボ・ガルシア氏(Despertar Ferro出版)

19世紀から20世紀初頭にかけて、北極圏と南極圏へ向けた数百におよぶ探検が実施されました。地球最後の未知の領域であった極地に向けて、多くの国家や民間の挑戦者が、計画の巧拙や当時の技術・知識の限界に翻弄されながらも、成功と失敗を繰り返しつつ次々と挑戦していったのです。

危険と極寒に満ちた氷結の世界。一年の大半は生命の気配すらほとんどなく、故郷の温もりからは遠く隔たっています。そんな極限環境の中で、人間は最高の勇気と最悪の姿の両方を露わにしました。北米大陸を縦断して大西洋と太平洋を結ぶ幻の航路を求める果てしない探索であれ、極点到達という途方もない挑戦であれ、幾多の命が失われ、偉大な英雄譚が生まれ、後世に残る重要な科学的発見がなされ、人類の生存限界がかつてないほど試されたのです。


書籍『Vrbs 古代ローマ考古学散歩』刊行記念トークショー(パウサニアス書店)

2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選 2022年2月17日(木)
2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選 19:00開始
2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選 パウサニアス(マドリード、アブタオ通り42番地)
2月が退屈だなんて、誰が言った?――歴史・考古学好き必見のイベント3選 参加無料・事前登録制

【登壇者】
マッテオ・ベッラルディ氏(パウサニアス 考古学・文化旅行)
アルベルト・ペレス・ルビオ氏(Despertar Ferro出版)

古典古代の世界を鮮やかに蘇らせることで知られる考古学者・建築家・イラストレーター、ジャン=クロード・ゴルヴァン氏。その作品群の中でも、あらゆる都市の象徴たる「都の中の都」ローマを描いた一冊を見逃す手はありません。

本書でゴルヴァン氏は、帝政ローマ前期のローマへと読者を誘います。賑わうフォロ・ロマーノから威容を誇るパラティーノの丘へ、さらに足を延ばしてオスティア港やハドリアヌス帝のヴィラへと、ページをめくるごとに旅は広がっていきます。色鮮やかな水彩画の数々は、5世紀にわたり「世界の首都(カプト・ムンディ)」として君臨した大都市の神殿や宮殿、円形競技場や劇場、そして市街の風景までもを、廃墟から見事に復元してみせます。

さらに特筆すべきは、これらの復元イラストが現在の遺跡の姿を捉えた写真と並べて提示されている点です。この独創的な構成により、遺跡の長い変遷(ダイアクロニー)を直感的に理解することができます。『Vrbs 古代ローマ考古学散歩』は、限界への挑戦であると同時に、あらゆる道が通じていた永遠の都ローマを巡る、無限の可能性を秘めた考古学散歩なのです。歴史を愛するすべての人にとって、憧れの旅路となることでしょう。