古代の歴史

古英語期・初期中英語期の文献は主にラテン語やフランス語で書かれていたため、英語文学は比較的新しい発展である――正しいか誤りか?

答え:正しい(True)

古英語期および初期中英語期において、英語で書かれた作品よりもラテン語やフランス語で書かれた文献の方がはるかに多かった、という記述は事実です。

なぜ英語ではなくラテン語やフランス語だったのか

当時のイングランドでは、ラテン語が知識人エリート層とカトリック教会の言語であり、宗教文書や学術著作の多くはラテン語で記されていました。また、1066年のノルマン・コンクエスト以降、フランス語はイングランドを支配したノルマン貴族階級の言語となり、宮廷文学や行政文書などに広く使用されていました。

このため、一般の人々の言葉であった英語は、長い間、文字による文学表現の主要な言語とはみなされていなかったのです。

英語文学の発展

英語による本格的な文学の発展が見られるようになったのは、中英語期の後期、すなわち14世紀頃からです。ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー物語』などは、この時期を代表する英語文学作品として知られています。

その後、ルネサンス期に入ると英語文学はさらに隆盛を迎え、ウィリアム・シェイクスピアらの活躍によって、英語は世界文学における重要な言語の地位を確立していきました。