ペルガモンの所在地
古代ギリシャの都市ペルガモンは、小アジア(アナトリア半島)の西海岸、すなわち現在のトルコ西部に位置していました。エーゲ海から内陸へ約25キロメートル(15マイル)入った場所にあたります。
カイコス川の谷を見下ろす丘の上の要衝
この都市は、カイコス川(現在のバクルチャイ川)が形作る肥沃な谷を見下ろす高台の上に築かれました。周囲を一望できる戦略的な立地は防衛面で大きな利点となり、ペルガモンが長きにわたり繁栄する基盤となりました。
ヘレニズム世界の文化中心地としての発展
紀元前3世紀以降、ペルガモンはアッタロス朝ペルガモン王国の首都として大きく発展し、当時の地中海世界有数の文化・学術の中心地となりました。約20万冊の蔵書を誇ったと伝えられるペルガモン図書館や、壮麗なゼウス大祭壇などで広く知られています。
その遺跡は現在、トルコのベルガマ(Bergama)という町の近くに残っており、2014年には「ペルガモンとその多層的文化景観」としてユネスコの世界遺産にも登録されました。古代の都の姿を今に伝える貴重な歴史遺産として、多くの観光客が訪れています。