フランス・ブルターニュ地方モルビアン県に点在する巨石記念物(メガリス)をユネスコの世界遺産に登録するプロジェクトは、古生物学者でありコレージュ・ド・フランス教授でもあるイヴ・コッパン(Yves Coppens)氏が率いています。同氏は、科学誌「Sciences et Avenir」主催の第6回「ナレッジ・クルーズ」で撮影された動画の中で、この取り組みについて語りました。
モルビアンの巨石群、いよいよ世界遺産へ
メンヒル(立石)。アドリア海での航海を終えた第6回ナレッジ・クルーズには、天体物理学者マルク・ラシェズ=レイ(Marc Lachièze-Rey)氏、考古学者ジャン=ポール・ドゥモール(Jean-Paul Demoule)氏、そしてイヴ・コッパン氏が参加しました。「ルーシー」の発見者として世界的に知られるコッパン氏は、この航海の名付け親的な存在であり、海上での時間は科学講演に充てられました。その中でコッパン氏は、自身の新たな「仕事」となるモルビアンの巨石群の世界遺産登録構想について講演を行いました。
モルビアン南部に広がるこの地域は、カルナックの列石をはじめとする数千基のメンヒルやストーンサークルが点在し、紀元前4500年頃にまで遡るヨーロッパ最大級の巨石遺産として知られています。こうした巨石群について、コッパン氏は「私の手元には10万トンの花崗岩がある」と冗談めかして語ります。
下の動画(クルーズ船内で撮影)では、この難事業の実像に迫っています。最大の難関は、政治的立場も異なる26の自治体の市長たちを同じテーブルに集め、合意を形成すること。まさに気の遠くなるような調整作業が待ち受けています…
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