考古学的発見

2018年夏、バーミヤンに文化センター開館へ――アジアの科学ニュースダイジェスト

ASIA PRESS REVIEW(アジアプレスレビュー)へようこそ。各国の報道機関や本サイトで収集した、多彩なテーマのアジア科学ニュースをお届けします。アフガニスタン・バーミヤンに文化センターがまもなく誕生。インドではダウン症への細胞治療が話題に。さらに中国の精神医療の現状、環境汚染が問題となったラオスのバナナ農園など、盛りだくさんの内容です。

2018年夏、バーミヤンに文化センター開館へ――アジアの科学ニュースダイジェスト

建設が進むアフガニスタン・バーミヤンの文化センター。

2018年夏、バーミヤンに文化センター開館へ――アジアの科学ニュースダイジェスト

アフガニスタン:バーミヤンに文化センターが誕生へ

アフガニスタンのバーミヤンでは、2001年にタリバンによって破壊された二体の巨大仏像が、二度と復元されない可能性もあります。ユネスコを含む現地の専門家たちの間では、仏像を完全に復元すべきか、それとも破壊の痕跡をそのまま保存すべきかで意見が分かれています。

とはいえ、遺跡地区での工事は着実に進んでいます。美術専門誌「The Art Newspaper」によると、文化センターは2018年夏に開館する予定です。アフガニスタン政府と韓国の資金援助で建設されるこの施設には、ギャラリー、公演ホール、カフェ、庭園が設けられる予定です。観光客を呼び戻したいアフガニスタン政府内では、少なくとも一体の仏像を再建すべきだという声も上がっています。

インド:ダウン症患者への幹細胞治療?

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このニュースは慎重に受け止める必要があります。イギリスの人気科学誌「New Scientist」の記者がそうしているように。インドの民間クリニック「Nutech Mediworld」は、ダウン症の患者14人を治療したと主張しています。同院は首都デリーに拠点を構え、一部の地元政治家からも支持を受けています。技術は特許を取得済みで、現在3歳になった幼児で効果が実証されたとしています。しかし、「New Scientist」の取材に応じた細胞治療の専門家は、この主張について「生物学的に何の意味もない」と語っています。

中国のメンタルヘルス

2018年夏、バーミヤンに文化センター開館へ――アジアの科学ニュースダイジェスト

毛沢東時代、うつ病にかかることは社会への裏切りを意味しました。そしてイギリス週刊誌「The Economist」によれば、アルコール依存症、うつ病、統合失調症、双極性障害の患者にとって、状況はほとんど変わっていません。中国では今日でも、精神疾患や依存症は社会への危険とみなされているのです。

驚くべき数字も並びます。診断を受けた患者はごく少数にとどまり、2014年時点で全国の精神科医はわずか23,000人。精神病院は刑務所のような様相を呈しています。医学誌「The Lancet」と「Lancet Psychiatry」が2016年に発表した研究では、中国のみならずインドにおいても患者ケアが極めて不十分であることが指摘され、保健予算の1%未満しか精神疾患に充てられていないことが明らかになりました。ちなみにフランスでは、その割合は10%に達します。

ラオスで歓迎されなくなった中国資本のバナナ農園

2018年夏、バーミヤンに文化センター開館へ――アジアの科学ニュースダイジェスト

当初は天からの恵みのように思われました。ラオス北部の国境地域では、中国市場向けのバナナ農園が農業労働者に貴重な追加収入をもたらしていました。ところが今や、数々の環境違反により、それは生態系への深刻な脅威と化しています。

世界中で流通する外来品種キャベンディッシュ種のバナナは、膨大な量の農薬を必要とします。地下水は汚染され、独立系ニュースサイト「Radio Free Asia(RFA)」は、化学物質への繰り返しの曝露により従業員が死亡した事例を報じています。地元当局は18の農園の操業を停止し、今後2年以内に地域の農業転換を検討しています。

その他のニュース

世界の屋根にUFO出現!CIAが1,200万ページの機密文書を公開。そこには1968年2月〜3月にラダック、シッキム、ブータン、ネパールのヒマラヤ山脈上空で目撃されたUFOの記録が含まれていました。

インド:慢性的な農薬曝露が引き起こす糖尿病。インド人研究者らによる研究は、住民3,000人への調査とマウスを使った実験を組み合わせたもの。「The Hindu」紙の記事です。

日本:川の氷が生み出すジュエリー。「New York Times」が、北海道の十勝川で毎年冬に出現する氷塊のきらめく写真を掲載しました。

バングラデシュ:臓器提供の促進を。ダッカ大学での会議において、研究者や医師たちがドナー候補者の範囲拡大と関連法制の整備を求めました。「Daily Star」紙の報道です。

中国:都市の大気汚染。人間活動による汚染に加え、中国の都市は春とともにもう一つの大気災害に直面します。街路沿いに大量に植えられたポプラやヤナギから舞い散る綿毛(飛絮)です。「New York Times」の記事です。

中国:鳥インフルエンザの犠牲者が2人に。公式情報サイトChina.orgによると、H7N9型ウイルスは毒性のピークに達しています。

ロバの皮と中国の伝統医学。アフリカのロバが今度は、密猟者と需要が高まる伝統中医学の犠牲になっています。昨年12月にフランスの団体「Robin des Bois」が警鐘を鳴らし、日刊紙「Ouest France」もこれを取り上げました。ブルキナファソに関するFrance 24の調査記事も併せてご覧ください。

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