考古学的発見

世界のピラミッドと古代遺跡:用途・場所・建造時期を徹底解説

ピラミッドや古代遺跡は、それぞれ異なる時代に、異なる目的で建てられました。ここでは、世界で最も有名な4つの遺跡について、「何に使われていたのか」「どこにあるのか」「いつ建てられたのか」をわかりやすくご紹介します。

エジプト・ギザの三大ピラミッド

  • 用途:クフ王、カフラー王、メンカウラー王の墓
  • 場所:エジプト・カイロ郊外のギザ台地
  • 建造時期:紀元前2580年~紀元前2494年頃

ギザのピラミッドは、古代エジプト古王国第4王朝の時代に建造されたファラオ(王)のための巨大な陵墓です。中でもクフ王のピラミッドは「大ピラミッド」と呼ばれ、古代世界七不思議の中で唯一現存する建造物として知られています。約4500年前に建てられたとは思えない精緻な石造技術は、今なお多くの謎を残しています。

メキシコ・テオティワカン遺跡

  • 用途:神殿および儀式の中心地
  • 場所:メキシコ・メキシコシティ北東のテオティワカン渓谷
  • 建造時期:西暦100年~750年頃

テオティワカンは、メソアメリカ最大級の古代都市遺跡です。「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」がそびえる大通りは「死者の大道」と呼ばれ、宗教儀式や政治の中心として長く栄えました。この巨大都市を築いた民族の正体は現在も解明されておらず、謎に包まれた遺跡として世界中の観光客を魅了しています。

メキシコ・チチェン・イッツァ

  • 用途:神殿、天文台、儀式の中心地
  • 場所:メキシコ・ユカタン半島
  • 建造時期:西暦600年~1200年頃

チチェン・イッツァはマヤ文明を代表する都市遺跡で、マヤとトルテカの文化が融合した独特の建築様式が特徴です。中心部にそびえる「カスティージョ」(ククルカンのピラミッド)には高度な天文学的知識が反映されており、毎年春分・秋分の夕暮れ時には、階段に蛇が降りてくるように見える光の幻想が現れることでも有名です。

ペルー・マチュ・ピチュ

  • 用途:インカ皇帝の離宮(別荘)
  • 場所:ペルー・クスコ州のアンデス山脈
  • 建造時期:西暦1450年~1470年頃

マチュ・ピチュは、標高約2,400mのアンデスの尾根に築かれたインカ帝国の遺跡です。皇帝パチャクテクの離宮として使われたと考えられており、モルタルなどの接着剤を一切使わずに積み上げられた石垣の精度は驚異的です。「空中都市」「失われたインカの都市」とも呼ばれ、1983年にはユネスコの世界遺産に登録されました。