ポーランドでは、クリスマスの食卓に特別なパンが登場します。その名も「マコヴィエツ(Makowiec)」。ケシの実(ポピーシード)をたっぷりと使った甘いイースト発酵のパンで、ポーランドのクリスマスイブの伝統的なデザートとして親しまれてきました。
マコヴィエツの特徴
マコヴィエツは、細かく挽いたケシの実に砂糖、蜂蜜、そしてシナモンなどのスパイスを混ぜ合わせた濃厚なフィリングを、ふんわりとした生地で包み、渦巻き状に巻いて焼き上げたパンです。
カットした断面に現れる美しい渦巻き模様と、ナッツのような香ばしさとほろ苦さが特徴のケシの実フィリングとの調和が魅力です。
クリスマスにおける意味
ポーランドでは、ケシの実は豊穣や幸運を象徴する縁起の良い食材とされており、クリスマスイブの夕食(ヴィジリア)には欠かせない存在です。家族が集まる特別な夜に、マコヴィエツが食卓を彩ります。
楽しみ方
マコヴィエツは、温かい紅茶やコーヒーと一緒にいただくのが定番です。薄切りにしてゆっくり味わうのがおすすめで、ホリデーシーズンの午後のおやつにもぴったりです。
日本では手に入りにくいパンですが、クリスマスのホームベーキングに挑戦してみるのも素敵なアイデアです。本場ポーランドの味を、ぜひ一度体験してみてください。