1960年に発行されたジェファーソン・ニッケル(5セント白銅貨)のプルーフ版には、「スモールデイト(小さな年号)」と「ラージデイト(大きな年号)」という2つのバラエティが存在します。中でも、デザイン部分がマット状に白く浮かび上がる「フロスト プルーフ」仕上げのスモールデイト品は、発行数が限られており、アメリカ古銭コレクターの間で人気の高い品種です。
未使用品(Uncirculated)の評価額
流通していない未使用状態のコインは、グレード(保存状態の等級)によって価値が大きく変わります。一般的な相場は以下の通りです。
- MS-60: 約2.50ドル
- MS-63: 約7.50ドル
- MS-65: 約17.50ドル
- MS-67: 約35.00ドル
MS-60は未使用の中では最低ランクですが、それでも流通品より高く評価されます。MS-65以上になると「ジェム(Gem)」クラスと呼ばれ、傷や曇りのほとんどない美しい状態であることが求められます。
プルーフ(Proof)の評価額
プルーフ貨幣は特別な鋳造工程で作られた収集家向けの仕上げであり、鏡面のような地とフロスト加工された意匠が特徴です。相場の目安は以下の通りです。
- PR-60: 約12.50ドル
- PR-65: 約20.00ドル
- PR-67: 約35.00ドル
プルーフ品は元々丁寧に扱われて保管されるため、低グレードでも一定の価値があります。特にカメオコントラスト(意匠と地の明暗のコントラスト)が強い個体は、さらに高値がつくことがあります。
価値を左右する主なポイント
- グレード: シェルドン・スケール(1〜70)による状態評価が最も重要です。
- 鑑定の有無: PCGSやNGCなどの第三者鑑定機関のスラブ(密封ケース)入りの方が信頼性が高く、高額取引されやすい傾向があります。
- バラエティの確認: 年号のサイズ(スモール/ラージ)を見分けることで、希少性の正確な判断が可能になります。
まとめ
1960年フロスト プルーフ・スモールデイト ニッケルは、状態次第で数ドルから35ドル前後まで価値が変動する品種です。高グレードや強いカメオコントラストを持つ個体は市場でも需要が安定しているため、売却や購入を検討する際は、必ず専門機関による鑑定を受けることをおすすめします。