考古学的発見

第二次世界大戦中のニッケル硬貨とは?特徴と価値をわかりやすく解説

第二次世界大戦中の「戦時ニッケル」とは?

第二次世界大戦中、アメリカ造幣局は金属ニッケルが軍事用途に優先的に回されたため、通常とは異なる素材で5セント硬貨(ニッケル)を製造していました。この時期に発行された通称「戦時ニッケル(Wartime Nickels)」は、銀35%、マンガン9%、残りの56%が銅という特別な組成で作られているのが最大の特徴です。

見分け方:大型のミントマークに注目

戦時ニッケルを見分けるポイントは、硬貨裏面のモンティチェロ邸の真上に刻まれた大型のミントマーク(鋳造所マーク)です。通常のニッケルのミントマークはごく小さく目立ちませんが、戦時ニッケルのマークはひと目でわかるほど大きく刻印されています。

この時期に使用されたミントマークは以下の3種類です。

  • P – フィラデルフィア造幣局(米国硬貨史上初めてPマークが使用されました)
  • D – デンバー造幣局
  • S – サンフランシスコ造幣局

戦時ニッケルの価値はどのくらい?

戦時ニッケルは銀を含んでいるため、通常のニッケル硬貨よりも高い評価を受けます。地金としての価値(メルトバリュー)は銀価格の変動によって上下しますが、1枚あたり数ドル程度で取引されるのが一般的です。

また、保存状態の良いものや、希少な年銘・ミントマークを持つものには、さらなるプレミアムがつくこともあります。古い小銭入れや家の引き出しの中に眠っているかもしれません。5セント硬貨を見かけたら、ぜひ裏面のミントマークをチェックしてみてください。