「どれくらいの廃棄物が埋め立てられたのか」という問いに対しては、追加の情報がない限り、単一の答えを出すことはできません。廃棄物の埋立量は、いくつかの要因によって大きく変動するためです。
埋立量を左右する主な要因
廃棄物の埋め立て量は、以下のような要素によって異なります。
- 廃棄物の種類:家庭ごみ、産業廃棄物、建設廃材など、種類ごとに処理方法や埋立率が大きく違います。
- 地域:国や地方自治体によって、リサイクル率や焼却施設の普及度合いが異なります。
- 期間:年度ごとの経済活動や消費動向により、発生する廃棄物の総量は変化します。
- 廃棄物管理の方針:リサイクル・堆肥化・焼却・埋立といった処理の優先順位は、各地域の政策によって決まります。
アメリカの事例:EPAの統計から見る実態
具体例として、アメリカ合衆国の状況を見てみましょう。アメリカ環境保護庁(EPA)の推計によると、2021年には約2億5,800万トンの一般廃棄物(市町村固形廃棄物)が発生しました。
このうち、57%にあたる約1億4,700万トンがリサイクルまたは堆肥化され、残りの43%(約1億1,100万トン)が埋め立て処分されたとされています。
国や時代によって大きく異なる埋立の実態
ただし、これはあくまでアメリカの一例です。日本では焼却処理の割合が高く、最終処分場へ送られる廃棄物の割合は比較的低く抑えられています。一方で、リサイクルインフラが未整備の国や地域では、埋立に頼る割合がさらに高くなる傾向があります。
また、同じ国であっても、時期によって廃棄物の発生量や処理方法は変化します。したがって、「どれくらいの廃棄物が埋め立てられたのか」を正確に知るためには、対象となる地域・期間・廃棄物の種類を特定した上で、最新の公式統計を確認することが重要です。