1922年、イギリスの考古学者ハワード・カーターによって発見された墓は、古代エジプト第18王朝のファラオ、ツタンカーメン王(通称「キング・トゥット」)のものでした。
ツタンカーメンは紀元前1332年頃から紀元前1323年頃までエジプトを統治したファラオです。即位したのは9歳前後とされ、在位約10年で世を去った若き王でした。そのため生前の功績はあまり知られていませんが、その墓の発見によって世界的な名声を得ることとなりました。
20世紀最大の考古学的発見
カーターによる発掘調査は、エジプトのルクソール西岸に位置する「王家の谷」で行われました。盗掘をほとんど免れたこの墓からは、黄金のマスクや玉座、宝飾品など5,000点以上の副葬品が出土し、世界中に大きな衝撃を与えました。
中でも特に有名なのが、純金とラピスラズリなどの宝石で飾られた黄金のマスクです。現在はエジプトのカイロ博物館に収蔵されており、古代エジプト文明を象徴する至宝として、今もなお多くの人々を魅了し続けています。