考古学的発見

タスキーギー大学を設立したのは誰?ブッカー・T・ワシントンの生涯と功績

タスキーギー大学を設立した人物は?

タスキーギー大学(当時はタスキーギー師範学校)を設立したのは、アメリカの教育家ブッカー・T・ワシントン(Booker T. Washington)です。1881年、アラバマ州議会からの要請を受けて、同州タスキーギーにアフリカ系アメリカ人のための学校を創設しました。ワシントンは教育家であるだけでなく、作家や雄弁家としても名を馳せ、歴代のアメリカ大統領の顧問も務めた人物です。

奴隷として生まれ、教育者への道へ

ワシントンは1856年、バージニア州フランクリン郡で奴隷の子として生まれました。南北戦争終結後、バージニア州にあるアフリカ系アメリカ人向けの職業学校、ハンプトン・インスティテュートに進学します。1875年に卒業すると、そのまま数年間ハンプトンで教鞭を執り、教育者としての経験を積み重ねていきました。

1881年、タスキーギーでの新たな出発

1881年、アラバマ州議会は、アフリカ系アメリカ人のための学校をタスキーギーに設立するようワシントンに打診しました。この要請を受け入れたワシントンが創設したのが、後のタスキーギー大学の基礎となる学校です。

実践的な技能を重視する教育理念

同校では、農業、機械工作、家政学といった分野の職業訓練が提供されました。ワシントンは、アフリカ系アメリカ人が職場で成功するためには実践的な技能の習得が不可欠だと確信していました。さらに、政府の支援に依存するのではなく、自らの力で自立すべきだという信念を貫き、その理念を教育に反映させました。

後世に残した遺産

タスキーギーの学校は、アフリカ系アメリカ人向けの職業教育における成功モデルとなり、全米の同種の学校に多大な影響を与えました。ワシントン自身は1915年に亡くなりましたが、学校はその後も発展を続け、現在では「タスキーギー大学」として知られる高等教育機関になっています。