真h2>真鍮の歴史は紀元前3千年紀にさかのぼる
真鍮(しんちゅう)が初めて使用されたのは、紀元前3千年紀(およそ紀元前3000年〜2000年頃)とされています。この時期には、すでに中国と古代エジプトの両方で真鍮が利用されていたことが分かっています。
中国とエジプトでの初期の利用
古代エジプトでは装飾品や儀式用具などに金属合金が用いられ、中国でも同時期に独自の金属加工技術が発展していました。両文明がほぼ同じ時代に真鍮を活用していたことは、金属精錬技術が各地で独立に進んでいたことを示しています。
真鍮とはどんな金属?
真鍮は銅(Cu)を主成分とし、亜鉛(Zn)を加えた合金です。黄金色の美しい光沢を持ち、加工しやすく腐食にも比較的強いため、古代から現代にかけて楽器、金具、装飾品、貨幣など幅広い用途に使われてきました。
なお、銅と錫(スズ)の合金である「青銅」とは混同されやすいですが、真鍮は亜鉛を含む点が大きな違いです。人類が意図的に亜鉛を配合する技術を確立する以前は、亜鉛鉱石と銅を一緒に加熱する偶然の過程で真鍮が生まれたと考えられています。