考古学的発見

ラスコー洞窟の大きさはどのくらい?全長約230メートルの洞窟網の規模を解説

フランス南西部、ドルドーニュ県モンティニャック近郊にあるラスコー洞窟は、約1万7千年前の先史時代の壁画で世界的に知られる遺跡です。1940年に地元の少年たちによって発見され、「先史時代のシスティーナ礼拝堂」とも呼ばれています。

ラスコー洞窟の規模

ラスコー洞窟は、単一の空洞ではなく、複数の通路(ギャラリー)と部屋(チャンバー)が複雑につながったネットワーク状の構造を持っています。そのおおよその規模は以下のとおりです。

  • 全長:約230メートル(約755フィート)
  • 幅:約75メートル(約246フィート)

これらの数値から、洞窟全体が比較的コンパクトながらも、いくつもの空間が連なり合う広がりを持っていることがわかります。

主な空間の構成

洞窟内部は、壁画の内容や形状によっていくつかのエリアに区分されています。代表的なものには、巨大な雄牛が描かれた「牡牛の大広間」、細長い通路が続く「軸の小路」、馬の群れが描かれた「 nave(身廊)」などがあります。

現在の公開状況

本物の洞窟は、訪問者によるカビや湿気などの被害を防ぐため、1963年以降一般公開が停止されています。現在は原寸大のレプリカである「ラスコーII」「ラスコーIV」などが近隣に建設されており、精巧に再現された壁画を見学することができます。