歴史上の人物

アンジュー王シャルル1世(1226年〜1285年)

アンジュー王シャルル1世(1226年〜1285年)

アンジュー王シャルル1世は、フランス王ルイ8世とカスティーリャ王女ブランシュの子として生まれました。結婚後、兄であるフランス王ルイ9世(聖王ルイ)によってアンジュー伯およびメーヌ伯に任じられ(1246年〜1285年)、これによりプランタジネット家に次ぐ「第二のアンジュー家」が成立しました。

第七回十字軍への参加

1248年、シャルル・ダンジューは兄ルイ9世が率いる第七回十字軍に参加し、エジプト遠征などで活躍しました。この十字軍体験は、彼の地中海世界への関心を深める契機となったとされています。

シチリア王国の獲得

1266年、ローマ教皇クレメンス4世の授封により、シャルル・ダンジューはシチリア王として即位しました。ホーエンシュタウフェン家を排除した彼は、シチリア王国の島嶼部(シチリア島)と半島部(南イタリア)の両方を支配下に収めました。しかし、1282年に「シチリアの晩祷」と呼ばれる大規模な反乱が勃発すると、島嶼部からはアラゴン王ペドロ3世に追放され、以後はナポリを中心とする半島部のみを統治することとなりました。

名目上の王位と晩年

さらにシャルルは、1272年にアルバニア王、1278年にはエルサレム王という実質的な統治権を伴わない名目上の称号も獲得しました。地中海を舞台に広大な勢力圏を築き上げた彼は、1285年に死去するまで南イタリアにおけるアンジュー朝の基礎を固め続けました。