エドゥアール・バラデュールとは
エドゥアール・バラデュール(Édouard Balladur)は、1929年にトルコのイズミルで生まれたフランスの政治家です。1950年にパリ政治学院(Sciences Po)を卒業した後、1957年には国立行政学院(ENA)を修了し、国務院参事官として官僚キャリアを歩み始めました。

政界への足跡:ポンピドゥー政権から第一次コアビタシオンへ
1964年、ポンピドゥー首相の官邸入りを機に本格的に政界へ進出し、1968年には労働争議の収拾を図った「グルネル協定」の交渉にも関与しました。1973年には共和国大統領府事務局長に就任しています。
1986年の第一次コアビタシオン(保共共存)では、ジャック・シラク首相の下で経済・財政・民営化担当の国務大臣に任じられました。
第二次コアビタシオンでの首相就任(1993年~1995年)
1993年、ミッテラン大統領二期目に行われた総選挙で右派が圧勝すると、バラデュールは第二次コアビタシオン下の首相に就任します。内閣にはシャルル・パスカ、アラン・ジュペ、ニコラ・サルコジら多くの国会議員を登用し、大統領との間に相互尊重の関係を築くことに努めました。
在任中の1993年には大規模な民営化計画と年金改革を実施。しかしその後の1995年大統領選挙ではジャック・シラクに敗北し、政界の第一線から退くこととなりました。
晩年の動向
首相退任後は表舞台から距離を置きつつも、ニコラ・サルコジを支持する立場を取るなど、フランス政界への影響力を保ち続けました。
基本情報
- 生没年:1929年~
- 主な役職:フランス首相
- 分類:フランスの政治家