歴史上の人物

ジョルジュ・ポンピドゥー:フランス第五共和政を牽引した元首相・大統領の生涯

ジョルジュ・ポンピドゥー(Georges Pompidou、1911年〜1974年)は、第二次世界大戦後のフランス政治において中心的な役割を果たした政治家です。シャルル・ドゴールの側近として首相を務め、その後フランス共和国大統領に就任しました。

エリート教育と初期のキャリア

1911年、学者の家庭に生まれたポンピドゥーは、名門パリ高等師範学校(École Normale Supérieure)で優秀な成績を収め、文学アグレガシオン(国家教員資格試験)で首席に輝きました。さらに自由政治学院(現在のパリ政治学院、通称サイエンス・ポ)も卒業しています。

第二次世界大戦中は動員され、戦後はパリのアンリ四世高校で大学準備クラスの教授を務めました。その後、国務院(コンセイユ・デタ)の審理官に就任し、さらにロスチャイルド銀行の頭取も歴任するなど、官界と財界の両方で経験を積みました。

首相としての活躍

1962年、エヴィアン協定に関する国民投票の後、ポンピドゥーはシャルル・ドゴールによってミシェル・ドブレの後継となる首相に任命されました。以降、ドゴール政権を支える要として重要な役割を担います。

大統領就任と主な政策

1969年、ポンピドゥーはフランス共和国大統領に選出されました。在任中の主な動きは以下の通りです。

シャバン=デルマ政権期(1969〜1972年)

  • 「新しい社会」構想を掲げた社会改革を推進
  • 現代芸術センター(後のポンピドゥー・センター)の建設を開始
  • 1970年、最低賃金制度SMIC(職業間最低賃金)を創設

メスメル政権期

  • 1973年の石油危機(第一次オイルショック)への対応
  • フランスの欧州通貨スネーク(為替相場安定化機構)からの離脱
  • 1973年5月、ニクソン米大統領との会談を実施

晩年と死去

ポンピドゥーは任期満了を待たずして1974年に死去しました。これに伴い、上院議長であったアラン・ポエールが大統領代行を務めています。

生没年:1911年〜1974年

ジョルジュ・ポンピドゥー:フランス第五共和政を牽引した元首相・大統領の生涯

職業

政治家