1945年に発行されたリンカーン・ヘッド・ペニー(1セント硬貨)の価値は、保存状態や種類(バラエティ)によって大きく変動します。第二次世界大戦終結の年にあたるこの年は、複数の造幣局で大量に鋳造されたため流通量が多く、基本的な価値は決して高くありません。しかし、状態の良い個体や特殊な特徴を持つものには、プレミアムが付くことがあります。
状態別の価格目安
以下は、コインのグレード(保存状態)別に見た、1945年リンカーン・ペニーの一般的な価格帯です。
- Good(G/並品):0.10ドル〜0.25ドル
- Fine(F/良品):0.20ドル〜0.50ドル
- Very Fine(VF/美品):0.50ドル〜1.00ドル
- Extremely Fine(XF/極美品):1.00ドル〜2.00ドル
- Uncirculated(UNC/未使用):2.00ドル〜10.00ドル
価値を左右する追加の要因
ミントマーク(造幣局マーク)による違い
1945年リンカーン・ペニーには、ミントマークなし(フィラデルフィア)、「D」(デンバー)、「S」(サンフランシスコ)の3種類が存在します。中でも「S」ミントマーク付きは発行数が比較的少なく、標準品よりも高い評価を受けやすい傾向があります。
鋳造ミス(ミントエラー)
オフセンター打ち(図柄がずれた打ち)、ダブルダイ(金型の二重彫りによる二重像)、ブロッケージ(他のコインが挟まり込んだ痕跡)などの鋳造ミスがある場合、コレクターからの人気が高く、価値が大幅に上昇することがあります。
ナミスマティック・バリュー(収集価値)
希少性、保存状態、歴史的背景といった要素が組み合わさることで、額面を超える収集価値が生まれます。なお、1945年1945年銘は銅合金(ブロンズ)製であり、鋼鉄製で有名な1943年のスチールセントとは素材が異なる点にも留意しておきましょう。
正確な価値を知るために
実際の査定額は個々のコインのコンディションによって異なります。正確な価値を把握したい場合は、信頼できるコインディーラーや専門家(ナミスマティスト)による鑑定を受けることをおすすめします。
また、売却前のコインの手入れには注意が必要です。表面を磨くと細かな傷がつき、かえって価値を下げてしまう可能性があります。現状のまま保管し、専門家に判断を仰ぐのが賢明です。