歴史上の人物

ピースダラーとは?平和を象徴するアメリカの1ドル銀貨

ピースダラーとは


ピースダラー(Peace Dollar)は、アメリカ合衆国で発行された1ドル銀貨です。1921年から1928年にかけて鋳造され、その後1934年と1935年に再び発行されました。その名の通り「平和」をテーマとした銀貨であり、第一次世界大戦の終結を記念して造られたことが最大の特徴です。


デザイナーとデザインの特徴


ピースダラーのデザインを手掛けたのは、彫刻家アンソニー・デ・フランチシ(Anthony de Francisci)です。裏面には、オリーブの枝を手にした「平和」の擬人像が、金床(かなとこ)のそばに立つ姿が描かれています。オリーブの枝は古来より平和の象徴とされており、このデザインには恒久的な平和への願いが込められています。


発行の背景と歴史的意義


ピースダラーは、第一次世界大戦の終結による平和の到来を記念する目的で発行されました。当時流通していたモルガンダラーに代わる新しい1ドル銀貨として登場し、戦後のアメリカ社会における平和への期待を体現する存在となりました。


現在ではコイン収集家の間でも人気が高く、特に発行枚数の少ない年号や保存状態の優れたものは、コレクターズアイテムとして高い評価を受けています。歴史的背景と美しいデザインを兼ね備えた、アメリカを代表する銀貨の一つといえるでしょう。