結論から言うと、2009年ペニーの価値は「裏面にリンカーンが描かれているかどうか」によって変わることはありません。というのも、すべての2009年ペニーには表面(オーバース側)に必ずリンカーンの肖像がデザインされているからです。
なぜ2009年ペニーには必ずリンカーンが描かれているのか
2009年は、アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンの生誕200周年にあたる記念すべき年でした。これを記念してアメリカ造幣局は、通常の裏面デザイン(リンカーン記念館)に代えて、リンカーンの生涯を描いた特別な1セント硬貨を4種類発行しました。
2009年に発行された4つの裏面デザイン
- ケンタッキーでの誕生と幼少期 — 小さな丸太小屋の中に立つリンカーン
- インディアナでの成長期 — 丸太の切り株に腰掛け本を読む青年時代
- イリノイでの職業人生 — 弁護士として活躍する姿
- ワシントンD.C.での大統領時代 — 未完成の連邦議会議事堂を背景にした姿
つまり、どの2009年ペニーを選んでも、表面にはヴィクター・デイヴィッド・ブレナーによるリンカーンの肖像が描かれており、「リンカーン付き」というだけで特別な価値が付くことはありません。
実際の価値を左右するのは何?
2009年ペニーの査定額を大きく左右するのは、次のような要素です。
- 保存状態(グレード) — 流通していた一般的な硬貨はほぼ額面の1セント相当ですが、未使用の美品であれば数ドル以上になることもあります。
- 発行枚数と希少性 — デザインごとに発行枚数が異なるため、比較的少ないものは需要が高くなります。
- 特殊版 — ミントセット用のサテン仕上げ版や、プルーフ加工された鏡面仕上げのコレクター向け硬貨は、流通品より高く評価されます。
- エラー品 — 打刻ミスなどの製造エラーがあるものは、コレクターズアイテムとしてプレミアムが付く場合があります。
まとめ
「裏面にリンカーンがいるから高価」ということはなく、2009年ペニーの価値は状態・希少性・バージョンによって決まります。手元にある場合は、まず傷や汚れの程度を確認し、状態が良いようなら専門のコインディーラーや鑑定サービスに相談してみるとよいでしょう。