現代フィリピノ語アルファベットの正しい発音一覧
現在フィリピンで公式に使用されているフィリピノ語のアルファベットは、1987年に制定された28文字体系です。A〜Zの26文字に、スペイン語由来の「Ñ」とタガログ語特有の「NG」が加わっています。英語のローマ字とよく似ていますが、文字ごとの呼び方(発音)には独自の特徴があります。
ここでは、各文字の正しい読み方をカタカナ付きの一覧表でご紹介します。なお、大文字・小文字のどちらで表記しても発音は変わりません。
アルファベット28文字の発音表
| 文字 | 発音(カタカナ) | 補足 |
|---|---|---|
| A | アー | 母音 |
| B | ベー | |
| C | セー | 外来語のみ |
| D | デー | |
| E | エー | 母音 |
| F | エフ | 外来語中心 |
| G | ジェー | |
| H | ハイチ | |
| I | アイ | 母音 |
| J | ジェイ | 外来語中心 |
| K | ケー | |
| L | エル | |
| M | エム | |
| N | エン | |
| Ñ | エニェ | スペイン語由来 |
| NG | エンジェ | タガログ語特有 |
| O | オー | 母音 |
| P | ペー | |
| Q | キュー | 外来語のみ |
| R | アール | |
| S | エス | |
| T | テー | |
| U | ユー | 母音 |
| V | ヴィー | 外来語中心 |
| W | ダブリュー | |
| X | エックス | 外来語のみ |
| Y | ワイ | |
| Z | ゼッド | 外来語のみ |
C・Q・X・Zは外来語専用
覚えておきたい重要なポイントとして、C、Q、X、Zの4文字は、フィリピノ語固有の単語のつづりには使用されません。これらは英語やスペイン語など、他の言語から取り入れられた借用語(外来語)にのみ登場します。
また、F、J、V、Ñについても、主に外国人の名前や外国由来の言葉を表記する際に用いられるため、日常的なフィリピノ語の文章で目にする機会はあまり多くありません。
フィリピノ語アルファベットの歴史
フィリピノ語の字母体系は、1940年に文法学者ロペ・K・サントスが提唱した20文字の「アバカダ(Abakada)」が出発点でした。その後、言語政策の見直しを経て、1987年に現在の28文字へと拡張されました。この変更により、英語などの外来語をより自然に表記できるようになったのです。
まとめ
現代フィリピノ語のアルファベットは28文字で構成されており、発音の多くは英語の文字名に近いものの、「Ñ」や「NG」などフィリピン独自の文字も含まれています。C、Q、X、Zが外来語専用であるというルールを押さえておけば、フィリピノ語の学習がぐっとスムーズになりますよ。