歴史上の人物

アルルの円形闘技場を建設したのは誰?古代ローマが残した世界遺産を解説

アルルの円形闘技場を建設したのは誰?

フランス南部プロヴァンス地方の都市アルルにある円形闘技場(アレナ)を建設したのは、紀元1世紀にこの地を支配していた古代ローマ人です。建設はおよそ紀元90年頃、フラウィウス朝の時代に行われたと考えられています。

ローマ帝国の技術力が生んだ巨大建造物

アルルの円形闘技場は全長約136メートル、幅約107メートルという壮大な規模を誇り、収容人数は約2万人に達しました。当時のローマ建築技術の高さを今に伝える、ガリア・ローマ時代を代表する建造物の一つです。

剣闘士の戦いと公開処刑の場

古代には、ここで剣闘士同士の戦いや猛獣との格闘、公開処刑などが催され、市民たちの娯楽の中心となっていました。ローマ帝国の衰退後は要塞として利用されるなど、長い歴史の中でさまざまな役割を果たしながら今日まで受け継がれてきました。

世界遺産として現代へ

現在、アルルの円形闘技場はユネスコの世界遺産「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」に登録されています。世界で最も保存状態の良いローマ円形闘技場の一つとして知られ、今なお闘牛やコンサートなどのイベントに使用される、古代と現代をつなぐ生きた遺産です。