歴史上の人物

1800年代後半のロシア帝国でポグロムの標的となった少数民族は?

答え:ユダヤ人

正解はユダヤ人(ユダヤ民族)です。

ポグロムとは何か

19世紀後半、ロシア帝国では「ポグロム(pogrom)」と呼ばれる一連の暴力的な襲撃事件が相次いで発生しました。ポグロムとは、特定の民族や宗教集団に対して組織的あるいは半組織的に行われる虐殺・略奪・破壊を指す言葉で、特にユダヤ人迫害を意味するものとして知られています。

ユダヤ人コミュニティへの攻撃

1881年から1884年にかけて、そして1903年以降にも大規模なポグロムが発生し、これらの攻撃の主要な標的となったのはユダヤ人コミュニティでした。商店や住宅が略奪され、焼き払われ、多くの人々が命を落としました。

当時のロシア帝国では、ユダヤ人は「定住区域(ペイリセート・オブ・セトルメント)」と呼ばれる西部地域への居住を強制されるなど、法的にも厳しい差別を受けていました。経済的な不満や反ユダヤ主義的な偏見、さらには政府当局の黙認や扇動も背景にあり、被害はさらに拡大したとされています。

歴史的な影響

こうした迫害を逃れるため、数百万規模のユダヤ人がロシアからアメリカなど海外へと移住するきっかけとなりました。ポグロムの悲劇は、後の20世紀におけるユダヤ人の歴史、そしてイスラエル建国の動きにも深く関わっていくことになります。