リソルジメント(Risorgimento)は、19世紀のイタリア半島において、分裂していた諸国家を統一し、近代的なイタリア国家を樹立することを目指した政治的・社会的な統一運動です。「復興」「再生」を意味するイタリア語に由来する言葉として知られています。
リソルジメントが起こった場所
リソルジメントは、もっぱらイタリア国内で展開された運動です。19世紀前半のイタリア半島は統一国家ではなく、サルデーニャ王国、両シチリア王国、ローマ教皇領、トスカーナ大公国など、複数の国家や勢力に分断されていました。さらに北東部のロンバルディアやヴェネト地方はオーストリア帝国の支配下に置かれており、こうした状況こそが統一運動の大きな背景となりました。
運動の主な舞台となった地域
- サルデーニャ王国(ピエモンテ):統一運動の中核となり、後に統一イタリアの主体となります。
- ロンバルディア・ヴェネト:オーストリアからの解放が重要な課題でした。
- 両シチリア王国(ナポリ):ガリバルディの遠征により解放されました。
- ローマ教皇領:最終段階でイタリア王国に編入されます。
統一までの主な流れ
マッツィーニが「青年イタリア」を結成して国民意識を高め、カヴールがサルデーニャ王国外相として外交工作を進めました。1860年のガリバルディ率いる「千人隊」のシチリア遠征が決定的な転機となり、1861年にイタリア王国が成立します。その後、1866年のヴェネト回収、1870年のローマ併合を経て、1871年にローマが首都となり、イタリア統一はほぼ完成しました。
まとめ
リソルジメントは、19世紀のイタリア半島全域を舞台として起こった統一運動であり、分断された諸国家を近代的なイタリア国家へと結集させた歴史的な出来事です。その中心となったのはサルデーニャ王国ですが、運動自体は半島全体に広がっていきました。