歴史上の人物

長崎のキノコ雲の高さはどれくらい?爆発の詳細をわかりやすく解説

キノコ雲は成層圏まで達した

1945年8月9日午前11時2分(日本標準時)、長崎に投下された原子爆弾によって生じたキノコ雲は、高度およそ17〜18キロメートル(約6万フィート)にまで達したとされています。これは旅客機の巡航高度をはるかに超える、成層圏に相当する高さです。巨大な雲は遠く離れた地点からも目撃され、その特異な形状から「キノコ雲」と呼ばれるようになりました。

爆発は「市街地の真上」ではなく浦上の谷あいで起きた

よくある誤解ですが、爆発は長崎市街地の中心部の真上で起こったわけではありません。爆心地となったのは、市中心部のやや北、浦上川沿いの谷あい(現在の浦上地区)の上空です。

爆弾は高度約500メートル(約1,500〜1,650フィート)で炸裂するよう設定された空中爆発であり、これにより爆風と熱線が広範囲に及びました。炸裂の瞬間には強烈な閃光が放たれ、急速に膨れ上がるキノコ雲が形成されました。

投下された爆弾「ファットマン」とは

投下されたのはプルトニウム型原子爆弾「ファットマン」で、爆発威力はTNT火薬約2万1千トン分に相当するとされます。爆撃機B-29から投下された後、約50秒後に浦上の上空で炸裂しました。

まとめ

長崎のキノコ雲は高度約17〜18キロメートルに達し、爆発自体は1945年8月9日午前11時2分、市街地の中心ではなく浦上川沿いの谷あいの上空約500メートルで発生しました。この惨禍は、核兵器の恐ろしさを後世に伝える歴史的事実として、今も記憶され続けています。