セント・ゴーデンス20ドル金貨とは
セント・ゴーデンス20ドル金貨(ダブル・イーグル)は、アメリカ合衆国で鋳造された20ドル金貨で、著名な彫刻家オーガスタス・セント・ゴーデンスによるデザインがその名前の由来となっています。表面には自由の女神が、裏面には飛び立つ鷲が描かれており、米国史上最も美しい硬貨の一つとして、コレクターの間で非常に高い人気を誇っています。
「CA」の意味
この金貨に見られる「CA」という表記は、「Chief Assayer(チーフ・アッセイヤー)」、すなわち「首席鑑定官」を意味します。首席鑑定官とは、アメリカ造幣局において、鋳造される硬貨の品質に責任を持つ最高位の役職者です。金属の純度や重量が法定基準どおりであるかを検査し、硬貨全体の品質を監督する、極めて重要なポジションでした。
首席鑑定官の刻印の歴史
首席鑑定官のマークは、1873年から1983年にかけてアメリカ国内で鋳造されたすべての金貨および銀貨に刻印されていました。この刻印は、硬貨が信頼できる品質基準を満たしていることを示す証であり、造幣局の厳格な品質管理体制を象徴するものでした。
古い金貨や銀貨を手にする機会があれば、ぜひこうした刻印にも注目してみてください。小さなマークの中に、その硬貨が生まれた時代の技術や歴史、そして品質へのこだわりを読み取ることができるでしょう。