歴史クイズ

封建制の危機に関する演習問題|原因と影響を学ぶ5問

問1

(UEL-PR)「……11世紀から16世紀にかけて起こった人口の増加は、次第に寄生的な性格を強めていく貴族階級の増殖を可能にした。彼らの消費生活はより贅沢で大規模なものとなり、それに伴って一段と高い収入が必要とされるようになった。その結果、農奴の労働に対する過酷な搾取が進み、彼らはより長時間の労働を強いられることとなった……」

この文章が述べているのは、ヨーロッパにおける次のうちどの現象か。

  1. アジア的生産様式の形成
  2. 啓蒙専制主義の確立
  3. 農村化を招いた商業の衰退
  4. 封建制の解体へとつながった危機
  5. 産業化の過程を引き起こした繁栄

問2

(UFRGS) 下の文章を読みなさい。

「死者の数はあまりにも多く、棺が足りなくなると、遺体は簡単な板の上に置かれた。一つの棺に二人や三人の死者が同時に納められたことは一度もなかった。また、夫と妻、あるいは二人や三人の兄弟、父と子が同じ棺に埋葬されたことも一度しかなかった……

毎日、ほぼ一時間ごとに教会へ運ばれる膨大な遺体を埋葬するには、すでに聖地となっている土地さえ足りず、古くからの慣習に従って一人ひとりに埋葬の場所を与えようとすればなおさらであった。そのため、墓地には教会が建てられるようになった。すべての場所が埋まり尽くし、どんなに大きな墓地であってももはや余裕はなかったからである。運ばれてきた遺体は何百体もこれらの教会に置かれ、船の積荷のように積み重ねられていった……」

ボッカッチョ『デカメロン』(1981年)

イタリアの作家ボッカッチョによるこの証言は、西ヨーロッパにペスト(黒死病)が襲来したことを伝えるものであり、この疫病は14世紀から15世紀にかけての封建制度の危機を加速させた。

この危機に関係する要因として正しいものを、次の選択肢から選びなさい。

  1. 14世紀から15世紀にかけて、ヨーロッパ経済は都市部が中心となり、農業生産のための農村労働力が不足した。十分な食料が得られなかったため、人口は病気にかかりやすくなった。
  2. 人口増加は中世後期を通じて進み、封建制度の生産力では弱体化した人口を養えないところまで達した。
  3. 生産技術は当時として非常に発達しており、過剰生産を引き起こして制度全体の不均衡を生んだ。
  4. 15世紀以降、西ヨーロッパで支配的な労働形態として確立された農奴制が人口を弱らせ、風土病的な死亡率を招いた。
  5. ペストによる大量死を受け、貴族たちは農民を救済するための法律を制定した。

問3

西ヨーロッパにおける封建制の危機は、中世の終わりを画す出来事であった。この危機の原因として挙げられるもののうち、含まれないものはどれか。

  1. 百年戦争
  2. ジャックリーの乱
  3. 産業革命
  4. ペスト(黒死病)
  5. 不衛生な都市環境

問4

封建制の危機について、下の記述を分析しなさい。

I - 農民たちは、領主によって課せられた義務の増大に対し、14世紀を通じて展開された暴力的な抗議の波で応えた。いわゆる「ジャックリー」とは、ヨーロッパ各地で起こった一連の農民反乱を指す。

II - 14世紀にはペストがヨーロッパ全土に広がり、大陸の人口の約3分の1を奪う大量死の波を引き起こした。15世紀には、ヨーロッパの人口は3,500万人に達した。

III - ペストによって生じた労働力の不足は、それまでの領主と農奴の関係に見られた硬直性をむしろ強める結果となった。農奴を失うことを恐れた封建領主たちは、農民を土地に縛り付けるために新たな義務を設けた。

正しい選択肢に印をつけなさい。

  1. 記述IとIIのみが誤りである場合
  2. 記述IとIIIのみが誤りである場合
  3. 記述IIとIIIのみが誤りである場合
  4. すべての記述が正しい場合
  5. すべての記述が誤りである場合

問5

番号の付された画像を、封建制の危機に関連する要因(a〜c)と正しく対応させなさい。

封建制の危機に関する演習問題|原因と影響を学ぶ5問
画像提供:ルーヴル美術館

封建制の危機に関する演習問題|原因と影響を学ぶ5問
画像提供:国立古文書館歴史センター(Centre historique des Archives nationales)

封建制の危機に関する演習問題|原因と影響を学ぶ5問

対応する要因:

  1. a:百年戦争
  2. b:ジャックリーの乱
  3. c:ペスト(黒死病)

正しい対応を示す選択肢はどれか。

  1. 1-a、2-b、3-c
  2. 1-c、2-a、3-b
  3. 1-b、2-c、3-a
  4. 1-c、2-b、3-a

解答と解説

問1

正解:D

アジア的生産様式はヨーロッパの社会組織の形態を指すものではないため、aは誤りです。啓蒙専制主義はこの時期より後のヨーロッパ史における現象であるため、bも誤りです。14世紀の危機は農村化ではなく、むしろ商業の発展と密接に関連していたため、cは誤りです。また、産業化をもたらした資本の蓄積は農村よりも都市と商業から生まれたものであるため、eも誤りです。

問2

正解:B

当時のヨーロッパ経済はまだ都市化していなかったため、Aは誤りです。生産技術は当時としては発達しておらず、Cは誤りです。農奴制は15世紀には衰退しつつあったため、Dも誤りです。さらに、貴族たちはペストの流行後に農民を助けるどころか、むしろ一層の搾取を図ったため、Eは誤りです。

問3

正解:C

産業革命は14世紀の危機の原因ではなく、その後の18世紀にイギリスで始まった現象であるため、含まれません。

問4

正解:D(すべての記述が正しい)

問5

正解:B