古代世界の七不思議:理解度チェック問題
古代世界の七不思議とは、ギザの大ピラミッド、バビロンの空中庭園、オリンピアのゼウス像、エフェソスのアルテミス神殿、ハリカルナッソスの霊廟、ロードス島の巨神像、そしてアレクサンドリアの大灯台を指します。本記事では、これらの偉大な建造物に関する選択式の練習問題を4問用意しました。各問題の後には、丁寧な解答と解説を掲載していますので、ぜひ挑戦してみてください。
問題1:ゼウス像の辿った運命
古代に造られた世界七不思議の一つに、ギリシャ神話の主神ゼウスを象った巨大な像があります。高さ約10〜15メートルに及ぶこの記念碑は、象牙と黄金で造られました。この像は特異な運命をたどったことで知られています。その運命について述べたものとして正しいのはどれでしょうか。
- 5世紀に、異教崇拝に激しく反発したギリシャ正教徒たちによって破壊された。
- 当初はオリンピアの街にあったが、コンスタンティノープルへ運ばれ、そこで失われた。
- 19世紀に、ギリシャへ侵攻したナポレオン軍の兵士によってパリへ運ばれた。
- ソ連がバルカン半島(ギリシャも含まれる)に影響力を及ぼしていた時期に、スターリンの像に置き換えられた。
- 古代古典彫刻の様式に賛同しないルネサンス期の彫刻家たちによって破壊された。
問題2:ギリシャ人以外の手になる七不思議
古代世界の七不思議は、その圧倒的な壮大さと彫刻・建築の豪華さによって特徴づけられます。その中で、ヘラス(ギリシャ)人の芸術家による作品ではないものの組み合わせはどれでしょうか。
- バビロンの空中庭園とロードス島の巨神像
- エジプト・ギザのクフ王のピラミッドとハリカルナッソスの霊廟
- ハリカルナッソスの霊廟とゼウス像
- エジプト・ギザのクフ王のピラミッドとバビロンの空中庭園
- エジプト・ギザのクフ王のピラミッドと、同じくエジプト・ファロス島のアレクサンドリアの大灯台
問題3:ロードス島の巨神像が捧げられた神
ギリシャの同名の島に建立された「ロードス島の巨神像」は、どのギリシャの神に捧げられたものでしょうか。
- 島々や群島を司る神とされるロドス神
- ギリシャ神話の最高神ゼウス
- 太陽神ヘリオス
- 神々の伝令アポロン
- 海の神ポセイドン(巨神像が島にあったため)
問題4:アレクサンドリアの大灯台について
アレクサンドリアの大灯台について、正しいと言える記述はどれでしょうか。
- 当時北アフリカを支配していたイスラム勢力の資源によって建設された。
- 構造全体が青銅で作られ、黄金で飾られていた。
- アレクサンドロス大王の父、マケドニア王フィリッポス2世の要請で建設された。
- 帝都がアレクサンドリアに置かれていた時代、古代エジプトのほぼすべての王朝のファラオによって利用された。
- ギリシャ人建築家ソストラトス(クニドス出身)が考案した建築計画の産物である。
解答と解説
問題1の解答:B
ゼウス像は、のちにオリンピックとして世界的に知られることとなる競技祭が催された聖地オリンピアに建立されました。この競技会は、ギリシャ神話においてその創始者とされる英雄ヘラクレスの父にあたる神ゼウスへの儀礼的な奉納として行われていました。4世紀、この像は東ローマ帝国の都コンスタンティノープルへ移送されましたが、470年頃の大火の中で焼失し、その姿を消したのです。
問題2の解答:D
エジプト・ギザにファラオ・クフのために建てられた大ピラミッド(エジプト文明固有の技術者・芸術家による設計)と、同じくバビロニア文明の技術者・建築家・芸術家の手になるバビロンの空中庭園を除けば、残りの五つはすべてギリシャ人芸術家による作品です。その中には、エジプト領内にあるアレクサンドリアの大灯台や、ペルシア帝国の総督(サトラップ)が発注した小アジア(現在のトルコ)のハリカルナッソス霊廟も含まれます。
問題3の解答:C
「ロードス島の巨神像」と呼ばれる像は、天空における太陽の擬人化とみなされたギリシャの神ヘリオス(太陽神)を表現したものでした。ヘリオスに捧げられたこの巨像は、ロードス島の港の入り口付近に据えられていました。伝えられるところによれば、像の両脚はそれぞれ水路の両側に置かれた石柱の上に載り、島へ入る者は誰もがその下を通って進まねばならなかったといいます。
問題4の解答:E
紀元前3世紀に生まれたギリシャ人技術者・建築家、クニドスのソストラトスこそが、エジプトの港湾都市アレクサンドリア近郊のファロス島に建てられた大灯台の設計および建設計画の実施を担った人物です。この灯台はプトレマイオス朝時代に建設され、夜間の航行を安全に導く光の塔として、後世のあらゆる灯台の原型となりました。