歴史クイズ

ベトナム戦争で活躍した病院船とは?米豪海軍の主力海軍の主力艦を徹底解説

ベトナム戦争と病院船の役割

ベトナム戦争(1960年代〜1975年)では、前線で負傷した兵士を迅速に治療するため、洋上の「浮かぶ病院」として機能する病院船が重要な役割を担いました。ここでは、この戦争で実際に活躍した主な艦船を国別にご紹介します。

アメリカ海軍(U.S. Navy)

  • USNS レポーズ(AH-16) — ハヴェン級病院船。1965年からベトナム沖に配備され、手術室や数百床の病床を備えた本格的な洋上病院として傷病者の治療にあたりました。「東洋の天使たち(Angels of the Orient)」という愛称でも知られています。
  • USNS サンクチュアリ(AH-17) — 同じくハヴェン級病院船。1967年からベトナム沖で医療活動を開始し、戦傷者の救命に大きく貢献しました。なお、1972年には米海軍史上初となる男女混成の乗組員体制を敷いた艦としても歴史に名を残しています。

オーストラリア海軍(Royal Australian Navy)

  • HMAS シドニー(IV) — 厳密には専用の病院船ではなく、軽空母を改装した高速兵員輸送艦です。オーストラリア軍部隊や補給物資をベトナム南部のブンタウ港へ繰り返し輸送し、「ブンタウ・フェリー」の愛称で親しまれました。医療支援の分野では、オーストラリアは別途野戦病院チームを派遣して現地の救護活動を支えています。

まとめ

ベトナム戦争における洋上医療の中核を担ったのは、米海軍のUSNS レポーズ(AH-16)とUSNS サンクチュアリ(AH-17)の2隻の病院船です。また、オーストラリア海軍のHMAS シドニー(IV)は病院船こそありませんでしたが、兵員・物資輸送という形で同盟軍の後方支援を支えました。これらの艦船は、戦場医療と後方支援の歴史において欠かせない存在といえるでしょう。