「アメリカ大統領が5月に亡くなったことはあるのだろうか?」——一見シンプルなこの疑問には、意外な答えが待っています。
結論:5月に亡くなった大統領は一人もいない
アメリカ合衆国の歴史において、現職・元職を問わず、5月に亡くなった大統領は実は一人もいません。建国から今日まで40人以上の大統領が就任してきましたが、その没日を月別に見ると、5月だけが空白のままとなっています。これは歴史好きの間でよく知られたトリビアの一つです。
よく混同される3人の著名な大統領
ジョン・F・ケネディ、ユリシーズ・S・グラント、セオドア・ローズヴェルトの3人は、しばしば「5月に亡くなった」と誤って紹介されることがありますが、実際の没日はいずれも5月ではありません。ここで、それぞれの正確な没日を確認しておきましょう。
ジョン・F・ケネディ(第35代)
1963年11月22日、テキサス州ダラスで暗殺されました。享年46歳。パレード中のリムジン内で銃撃されたこの事件は、アメリカ史上最も衝撃的な出来事の一つとして今も記憶されています。
ユリシーズ・S・グラント(第18代)
1885年7月23日、ニューヨーク州マウントマクレガーで咽頭がんのため死去。63歳でした。南北戦争の英雄であり、晩年は病と闘いながら回顧録の執筆に励んだことでも知られています。
セオドア・ローズヴェルト(第26代)
1919年1月6日、ニューヨーク州オイスター・ベイの自宅で冠動脈血栓症のため死去。60歳でした。「ブルー・ムース(猛牛)」の愛称で親しまれた彼は、政界引退後も精力的に活動を続けた人物です。
大統領の死が多いのは何月?
一方で、最も多くの大統領が亡くなっているのは7月です。ジョン・アダムズとトーマス・ジェファーソンが同じ独立記念日の1826年7月4日に相次いで死去したことは有名ですが、それ以外にも複数の大統領が7月にこの世を去っており、合計7人に上ります。また、1月にも5人の大統領が亡くなっています。
まとめ
アメリカ大統領が5月に亡くなった例は、歴史上一度もありません。ケネディ、グラント、セオドア・ローズヴェルトといった著名な大統領の没日は、それぞれ11月、7月、1月です。「5月だけは大統領が亡くなっていない」という事実は、アメリカ史における興味深い統計的偶然と言えるでしょう。