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米国下院議長の直近7人とは?歴代議長の任期と経歴を解説

アメリカ合衆国下院議長(Speaker of the House)は、下院を統括する最高幹部であり、大統領継承順位では副大統領に次ぐ第2位に位置づけられる非常に重要な役職です。ここでは、1989年以降に下院議長を務めた直近7人の議長について、任期順にご紹介します。

直近の歴代下院議長7人

1. ナンシー・ペロシ(2019年1月~2023年1月)

カリフォルニア州選出の民主党議員。2019年1月に2度目となる議長に就任し、トランプ政権に対する弾劾訴追(インピーチメント)の手続きを主導したことで広く知られています。2023年1月に議長を退いた後も、しばらく民主党院内トップとして活動を続けました。

2. ポール・ライアン(2015年10月~2019年1月)

ウィスコンシン州選出の共和党議員。ジョン・ベイナー氏の突然の辞任を受けて議長に昇格しました。トランプ政権下では大型減税法案の成立などに尽力し、2019年1月に政界からの引退を表明して退任しています。

3. ジョン・ベイナー(2011年1月~2015年10月)

オハイオ州選出の共和党議員。2010年の中間選挙で共和党が下院の多数派を奪還したことに伴い議長に就任しました。政府機関閉鎖や債務上限問題などをめぐる激しい党派対立の中で議長を務め、2015年10月に辞任しました。

4. ナンシー・ペロシ(2007年1月~2011年1月)

米国史上初の女性下院議長として歴史に名を刻んだのが、この最初の任期です。オバマ政権の発足当初には、医療保険改革法(いわゆる「オバマケア」)の成立などにおいて主導的な役割を果たしました。

5. デニス・ハスタート(1999年1月~2007年1月)

イリノイ州選出の共和党議員。8年にわたって議長を務め、当時としては史上最長の在任期間記録を持つ人物です。ただし退任後には不祥事が発覚し、連邦法違反で有罪判決を受けたことでも知られています。

6. ニュート・ギングリッチ(1995年1月~1999年1月)

ジョージア州選出の共和党議員。1994年の中間選挙で共和党を約40年ぶりの下院多数派へと導いた政策綱領「アメリカとの契約」の立役者であり、その功績によって議長に就任しました。

7. トーマス・フォーリー(1989年1月~1995年1月)

ワシントン州選出の民主党議員。1994年の中間選挙で自身も落選し、現職の議長が落選するという珍しい事態となりました。その後、駐日アメリカ合衆国大使を務めたことでも日本では知られています。

補足:ペロシ氏以降の議長

ナンシー・ペロシ氏の第2期議長在任後、2023年1月にはケビン・マッカーシー氏(共和党)が議長に就任しましたが、同年10月に議会史上初となる罷免決議で退任しました。現在はマイク・ジョンソン氏(共和党)が議長を務めています。