歴史クイズ

ジョージ・ワシントンの肖像以前、25セント硬貨には何が描かれていた?

ワシントンの肖像以前の25セント硬貨

アメリカの25セント硬貨(クォーター)といえば、初代大統領ジョージ・ワシントンの横顔を思い浮かべる人がほとんどでしょう。しかし、ワシントンの肖像が採用される前にも、クォーターには実に多彩なデザインの時代が存在していました。

初期のデザインの変遷

1796年に発行された最初のクォーターは、流れるような髪を描いた「フローイング・ヘア」デザインでした。その後、「ドレープド・バスト(布をまとった胸像)」「キャップト・バスト(帽子をかぶった胸像)」へと移り、1838年からは座像の自由の女神を描いた「シーテッド・リバティ」デザインが半世紀以上にわたって使用されました。

1892年には、造幣局の主任彫刻官チャールズ・E・バーバーが手がけた「バーバー(リバティ・ヘッド)」デザインが登場し、1916年まで発行されました。続く「スタンディング・リバティ」デザインも1916年から1930年までの期間にわたって親しまれています。

1932年、ワシントン・クォーターの誕生

現在おなじみのワシントンの肖像が刻まれた25セント硬貨が初めて登場したのは、1932年のことです。これはジョージ・ワシントンの生誕200周年を記念したもので、彫刻家ジョン・フラナガンが制作した肖像画が採用されました。

それ以来、裏面のデザインは伝統的な鷲の図柄から、1999年以降の50州記念シリーズなどへと変化してきましたが、表面のワシントンの横顔は90年以上にわたって受け継がれています。この長い歴史により、ワシントンの肖像はアメリカ造肖像はアメリカ造幣局の歴史の中で最も長く使用されているデザインとなっているのです。