歴史クイズ

1926年の1ドル硬貨の価値はいくら?ピースダラーの相場をわかりやすく解説

1926年の1ドル硬貨は存在するのか?

結論からお伝えすると、1926年には確かに1ドル硬貨が発行されています。インターネット上では「1926年の1ドル硬貨は存在しない」といった情報を目にすることもありますが、これは誤りです。当時のアメリカ合衆国造幣局は、ピースダラー(Peace Dollar)と呼ばれる1ドル銀貨を、フィラデルフィア・デンバー・サンフランシスコの各造幣局で鋳造していました。

なお、スーザン・B・アンソニー・ダラー(1979〜1981年鋳造)やサカガウィア・ダラー(2000年以降)は、ピースダラーの時代よりずっと後に登場した硬貨であり、1926年の硬貨とは直接関係ありません。

ピースダラーとはどんな硬貨?

ピースダラーは、第一次世界大戦の終結を記念して1921年から1935年にかけて発行された1ドル銀貨です。表面には自由の女神の横顔、裏面には止まり木に立つ鷲が描かれており、「平和への願い」が込められた名作デザインとして、今でも世界中のコレクターに人気があります。
主なスペックは以下の通りです。

  • 直径:38.1mm
  • 重量:26.73g
  • 素材:銀90%、銅10%(純銀含有量 約24.05g)
  • 発行期間:1921年〜1935年(2021年には100周年記念版も発行)

1926年ピースダラーの発行枚数とミントマーク

1926年に発行されたピースダラーは、裏面の鷲の下にある小さなアルファベット(ミントマーク)によって、どの造幣局で鋳造されたかを見分けることができます。

  • 1926(フィラデルフィア):約193万9,000枚
  • 1926-D(デンバー):約234万8,700枚
  • 1926-S(サンフランシスコ):約698万枚

1926年ピースダラーの価値の目安

査定額は保存状態(グレード)によって大きく変わります。あくまで目安ですが、おおよそ以下のような相場感です。

  • 流通品:銀地金としての価値プラスアルファで、おおむね30〜60ドル前後
  • 未流通品(MS60〜MS63):100〜300ドル程度
  • ハイグレード品(MS65以上):1,000ドルを超えるケースもあり、状態次第ではさらに高額に

特に1926-Sは打ち込みが弱かったため、シャープな浮き彫りのまま現存する個体が非常に少なく、高グレード品は希少性が高いことから、オークションで高値がつくことでも知られています。

価値を左右する3つのポイント

1. コンディション(グレード)

摩耗の少なさ、女神の髪の毛のラインの残存具合、元の光沢の有無などが評価対象となります。PCGSやNGCといった専門鑑定機関の認定を受けた硬貨は信頼性が高く、高値で取引されやすい傾向があります。

2. ミントマーク

同じ年号でも発行局によって発行枚数や出来栄えが異なるため、価値に差がつきます。裏面の「ONE」の文字付近をよく確認してみましょう。

3. 銀価格の変動

ピースダラーは銀含有率90%の銀貨のため、地金としての価値は国際的な銀価格に連動します。銀価格が高騰している時期には、流通品であっても査定額が上がりやすくなります。

まとめ

1926年の1ドル硬貨はピースダラーとして確かに存在しており、状態が良いものほど高額で取引されています。お手元に該当する硬貨がある場合は、まずミントマークと保存状態を確認し、可能であれば専門の買取業者や鑑定機関に相談するのがおすすめです。銀価格の動向も査定額に影響するため、売却のタイミングを見極めることも大切です。