歴史クイズ

アメリカのコインに刻まれたミントマーク(造幣局マーク)の意味を徹底解説

コインの表面や裏面に刻まれている小さなアルファベットの記号、「ミントマーク(造幣局マーク)」をご存じでしょうか。これは、そのコインがどこの造幣局で鋳造されたかを示す重要な刻印です。特にアメリカのコイン収集の世界では、ミントマークの有無や種類によってコインの価値が大きく変わることもあります。

主なアメリカのミントマーク一覧

現在も稼働している造幣局

  • P(フィラデルフィア造幣局):アメリカ最古の造幣局で、1792年に設立されました。多くの流通硬貨に「P」のマークが刻まれています。
  • D(デンバー造幣局):1906年に開設された造幣局で、現在ではフィラデルフィアと並ぶ主要な鋳造拠点です。
  • S(サンフランシスコ造幣局):証明用貨幣(プルーフコイン)の鋳造で知られる造幣局です。
  • W(ウェストポイント造幣局):貴金属投資用コインや記念硬貨の鋳造を担当する造幣局です。

過去に存在した造幣局

  • C(シャーロット造幣局):ノースカロライナ州で運営され、1861年に閉鎖されました。主に金貨を鋳造していました。
  • CC(カーソンシティ造幣局):ネバダ州のゴールドラッシュ時代に活躍し、1893年に閉鎖されました。「CC」マークのコインは収集家の間で高い人気があります。
  • O(ニューオーリンズ造幣局):1838年から1909年まで稼働し、銀貨・金貨の鋳造を行っていました。
  • D(ダロネガ造幣局):ジョージア州で1838年から1861年まで金貨のみを鋳造しました。現在のデンバー造幣局とは別物なので注意が必要です。

ミントマークを見るときのポイント

同じデザイン・同じ年号のコインでも、ミントマークが異なれば発行枚数が大きく違い、希少価値に影響します。例えば、特定の造幣局でしか鋳造されなかった年のコインは高額で取引されることがあります。また、1965年から1967年にかけては、コイン収集ブームによるホarding(収集目的の買い占め)を防ぐため、ミントマークが一時的に省略された時期もあります。

コインを鑑定・評価する際には、まず年号とともにミントマークを確認することが基本です。ルーペを使うと、小さな刻印でも見分けやすくなります。