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ルーズベルト大統領が命じた1945年マーキュリーダイムの価値はいくら?

「ルーズベルト大統領が命じて作られた1945年マーキュリーダイム」という表現を目にすることがありますが、実はこれには誤解が含まれています。この記事では、その事実関係と、1945年マーキュリーダイムの実際の価値について詳しく解説します。

ルーズベルト大統領は鋳造を命じていない

まず重要な点として、フランクリン・ルーズベルト大統領が1945年マーキュリーダイム(マーキュリー10セント銀貨)の鋳造を命じたという事実はありません。

アメリカにおける硬貨の発行計画は、大統領個人の指示によって決まるものではなく、合衆国造幣局(United States Mint)が経済的な需要などを踏まえて判断し、決定しています。したがって、「大統領が命じた硬貨」という前提自体が誤りなのです。

1945年マーキュリーダイムとはどんな硬貨?

マーキュリーダイムは、彫刻家アドルフ・A・ワインマンがデザインした「ウィングド・リバティ・ダイム」の通称で、自由の女神に翼のような帽子をかぶせた意匠が特徴です。1916年から1945年まで鋳造され、1945年はシリーズの最終年にあたります。

この年の硬貨はフィラデルフィア・デンバー・サンフランシスコの各造幣局で製造されました。素材は銀90%・銅10%で構成されており、銀価格に連動する地金価値も併せ持っています。

おおよその価値相場

一般的に流通していた状態の1945年マーキュリーダイムは、数ドル程度で取引されることが多いコインです。一方で、次のような条件を満たすものは高く評価されます。

  • 未使用に近い高コンディション(シャープな打たれ、美しい光沢)
  • 希少なミントマークのバラエティ(例:1945-Dの「マイクロD」、1945-Sの「マイクロS」)
  • 鑑定機関による高グレード認定済みのコイン

特に1945-DマイクロDなどのバラエティは希少性が高く、状態によっては通常品より大幅に高い評価額となることもあります。正確な価値は保存状態・ミントマーク・当時の銀価格・市場の需給によって変動するため、売却を検討する場合は信頼できるコインディーラーや鑑定機関に相談するのがおすすめです。