1692年、現在のアメリカ合衆国にあたる地域はイギリスなどのヨーロッパ諸国による植民地時代でした。当時の人々は、ヨーロッパから持ち込んだ食材と、新大陸ならではの恵みを組み合わせた食生活を送っていました。本記事では、1692年のアメリカで人々が実際に食べていた食べ物をカテゴリー別にご紹介します。
パンと穀物類
パンは当時の食卓に欠かせない主食でした。小麦粉が貴重だったため、トウモロコシを使ったパンも広く食べられていました。
- 小麦パン(ホイートブレッド)
- コーンブレッド(トウモロコシパン)
- ライ麦パン
- オートミール(燕麦のおかゆ)
肉類
家畜の飼育と狩猟の両方が食料源となっていました。特に鹿肉(ベニソン)は、森が豊かだった新大陸ならではの食材として重要でした。
- 牛肉
- 豚肉
- ラム肉(子羊肉)
- 鹿肉(ベニソン)
- 魚
- 貝類・甲殻類
植民地は海沿いに開拓された場所が多かったため、魚やカキ、ムール貝などの海産物も日常的に食されていました。
野菜類
家庭菜園での自給自足が一般的で、ヨーロッパ原産の野菜と新大陸原産の野菜が混在して栽培されていました。
- ジャガイモ
- タマネギ
- ニンジン
- カブ
- レタス
- キャベツ
- スクワッシュ(カボチャの一種)
- カボチャ(パンプキン)
スクワッシュやカボチャは、先住民が古くから栽培していた新大陸原産の作物で、植民地の人々の食生活にも深く根付いていきました。
果物類
果樹の栽培と野生のベリー類の採集が行われ、生食のほかにジャムやパイ、発酵飲料の原料としても活用されました。
- リンゴ
- ナシ
- モモ
- プラム(スモモ)
- ブドウ
- イチゴ
- ブルーベリー
- ラズベリー
乳製品
牛や山羊の乳から作られる乳製品も、栄養源として大切な存在でした。
- 牛乳
- バター
- チーズ
飲み物
当時は水質の問題から、水をそのまま飲むよりも発酵飲料を選ぶことが多くありました。
- 水
- ビール(エール)
- サイダー(リンゴ酒)
- ワイン
特にリンゴが豊富に採れたため、ハードサイダーは大人から子供まで広く親しまれた定番の飲み物でした。
まとめ
1692年のアメリカの食卓は、ヨーロッパからの伝統的な食文化と新大陸の豊かな自然の恵みが融合したものでした。保存技術が限られていた時代だからこそ、季節の食材を活かした素朴で実用的な料理が中心だったのです。こうした食文化の積み重ねが、後のアメリカ料理の基礎を形作っていきました。