「第一次世界大戦」という名称が定着した時期
第一次世界大戦(1914年~1918年)が「第一次世界大戦」という名称で広く認識されるようになったのは、1930年代のことでした。当時のヨーロッパでは再び大規模な戦争が起こる気配が濃厚になり、まさに第二次世界大戦の勃発が目前に迫っていた時代でした。
それ以前の長い間、この戦争は単に「大戦争(The Great War)」と呼ばれていました。さらに、この戦争が人類史上最後の戦争となることを願う思いから、「すべての戦争を終わらせる戦争(The War to End All Wars)」という表現も広く使われていました。
名称が変わった背景
1939年に第二次世界大戦が勃発すると、「大戦争」という呼び名だけでは二つの世界規模の戦争を区別することができなくなりました。そのため、「第一次世界大戦」「第二次世界大戦」という呼称が次第に定着し、今日に至っています。つまり「第一次」という番号が付けられたこと自体が、悲劇的な再演の始まりを物語っているといえるでしょう。