「11秒でビール1.7リットル」の噂とは?
「1953年に11秒で1.7リットルのビールを飲み、ギネス世界記録を樹立した人物がオーストラリアの首相である」という話は、インターネット上で繰り返し取り上げられる有名な逸話の一つです。しかし、この主張をそのまま信じるのは少し待った方がよいでしょう。
公式記録との照合結果
ギネス世界記録の公表情報を調べても、「1953年」「11秒」「1.7リットル」という条件にすべて一致する、オーストラリア首相による公式記録は確認できません。数字や年代が人から人へと語り継がれるうちに、少しずつ変化してしまった可能性が高いと考えられます。
噂の背景にある実在の人物
ただし、この話には実在の人物が関係しています。それが第23代オーストラリア首相のボブ・ホーク(Bob Hawke)です。彼はオックスフォード大学在学中の1954年(諸説あり)、ビール2.5パイント(約1.4リットル)をわずか11秒で飲み干す世界記録を打ち立てたとされ、その快挙はギネスブックにも掲載されたと言われています。このエピソードは、庶民的なキャラクターとして絶大な人気を誇った彼の政治人生を象徴するものとして広く知られています。
まとめ
「1953年」「1.7リットル」といった細部は不正確ですが、「オーストラリアの首相が学生時代にビール早飲みの世界記録を持っていた」という骨子自体は、ボブ・ホーク元首相の実話に基づいています。ネット上の面白い話ほど数字や日付が曖昧になりがちです。情報をシェアする前に、一次資料や公式記録で確認する習慣を持つことが大切です。