世界初のコンピューター誕生の年は「1942年」
世界初の本格的な電子式デジタルコンピューターとされるのは、1942年に誕生したアタナソフ&ベリー・コンピューター(ABC)です。
ABCを開発したのは誰?
ABCは、アメリカのアイオワ州立大学(アイオワ州立カレッジ)で、数学者・物理学者のジョン・アタナソフと、大学院生だったクリフォード・ベリーによって共同開発されました。2人は1930年代後半から研究を重ね、1942年に試作機を完成させました。
ABCの特徴と用途
ABCは現代のような汎用コンピューターではなく、連立一次方程式を解くことに特化した専用計算機として設計されました。それでも、真空管を使った電子回路で二進法による演算を行うなど、今日のコンピューターの基礎となる重要な技術要素を数多く備えていました。
「最初のコンピューター」をめぐる議論
なお、コンピューターの歴史において「何をもって最初とするか」については長年議論があります。1946年に完成したENIACが広く知られていますが、1970年代に行われた訴訟では、ENIACの特許がABCのアイデアに基づいていると認定され、ABCこそが電子式デジタルコンピューターの先駆けであるとの見方が有力になりました。
このように、現在一般的には1942年のABCが「最初のコンピューター」として位置づけられています。