20世紀に起きた二つの世界大戦には、それぞれ発端となる出来事がありました。その中心にあったのはオーストリアです。ここでは、第一次世界大戦と第二次世界大戦がどのように始まったのかをわかりやすく解説します。
第一次世界大戦の発端
第一次世界大戦の直接的な引き金となったのは、1914年6月28日にサラエボで起きたフランツ・フェルディナント大公暗殺事件です。オーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者であったフランツ・フェルディナント大公が、セルビア人の民族主義者によって暗殺されたのです。
この事件をきっかけに、外交危機と軍事動員の連鎖反応が発生しました。オーストリア=ハンガリー帝国がセルビアに宣戦布告したことで、欧州列強各国が次々と巻き込まれ、ついに第一次世界大戦が勃発しました。
第二次世界大戦の発端
一方、第二次世界大戦の種は、第一次世界大戦後の混乱の中で蒔かれました。ドイツではアドルフ・ヒトラーとナチ党が台頭し、強硬な領土拡張政策を推し進めていきます。
そして1939年9月1日、ドイツによるポーランド侵攻が実行に移されました。この侵略行為によって、ドイツはフランス、英国、さらに後に参戦した米国など連合国側との衝突へと向かい、第二次世界大戦へと発展していきました。
まとめ
第一次世界大戦はオーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者の暗殺を直接の引き金として始まり、第二次世界大戦は第一次大戦後の国際秩序への不満から生まれたナチス・ドイツの侵略によって引き起こされました。二つの大戦は互いに深く関わり合っており、20世紀の歴史に計り知れない影響を残しています。