歴史クイズ

抑制と均衡(チェック・アンド・バランス)を論じたフェデラリスト文書はどれ?

正解は「フェデラリスト」第51篇

抑制と均衡(チェック・アンド・バランス)について議論した文書として正しい答えは、「フェデラリスト(The Federalist Papers)」第51篇です。この文書は1788年2月6日に発表され、後に第4代アメリカ合衆国大統領となるジェームズ・マディソンによって執筆されました。

第51篇が論じる「抑制と均衡」とは

第51篇では、アメリカ合衆国憲法の中核をなす抑制と均衡の仕組みが詳しく説明されています。マディソンは、権力を立法・行政・司法の三つの部門に分離し、それぞれが互いを監視し牽制し合うことで、政府のいずれか一つの部門が過度に強大な権力を持つことを防げると論じています。

有名な一節

この文書には、「もし人間が天使であれば、統治は必要ないだろう」という有名な言葉があります。また、「野心は野心によって対抗されなければならない(ambition must be made to counteract ambition)」という一節も、権力分立の本質を見事に表現しており、今日でも頻繁に引用されています。

まとめ

「フェデラリスト」第51篇は、合衆国憲法が採用する権力分立と抑制・均衡の理論的根拠を示した重要文書であり、アメリカの政治制度を理解するうえで欠かせない古典といえます。